鉄道模型の部品は3Dプリンターで自作にチャレンジ
車両パーツや線路など、様々な部品が販売されている鉄道模型ですが、古い型の鉄道やマニアックな路線に関する部品は販売されていない、もしくは販売されていてもなかなか手に入らないということも多いものです。専門店などを活用しても、入手が難しい部品があるという場合は、自作という方法を考えてみると良いでしょう。
余程手先が器用な人でなければ、他の模型と組み合わせて見劣りしないだけの部品を作ることは難しいと考える人もいますが、3Dプリンターを使えば手軽に完成度の高い部品を制作することができます。
鉄道模型の部品作りに3Dプリンターを使うメリットは、細かい凹凸までしっかりと表現できることです。手作業でパーツ作りを行う場合、粘土など原型を制作し、その原型から型を取り、そこにパテなどを流し込んで部品を作っていく形が一般的です。慣れている人であれば、手作業でも簡単に部品を作ることができるでしょう。しかし、原型の作り方や型の取り方、パテの流し方など製作工程に問題があれば、色を塗っても誤魔化せない残念な仕上がりになってしまうこともあります。
それに対し、3DCADで制作したデータを再現していく3Dプリンターであれば、最初のデータさえしっかりと作っておけば、後は出力をするのみです。車両パーツや部品の細かい凹凸までしっかりと再現をしてくれるため、手先が器用ではないという人でも、手軽に必要な部品を制作することができます。
3DCADでデータを作る技術は必要となりますが、スキルを身につけておけば、どんなパーツでも手軽に自作することができるようになります。そのため、理想通りの鉄道模型を製作したいという場合は、3Dプリンターの活用を考えておくと良いでしょう。