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オタク的な趣味が市民権を得つつあり鉄道模型は世間に理解されている

線路

いわゆるオタク系の趣味が近頃、続々と市民権を獲得し始めています。ひと昔前はそもそもオタク系の趣味を持っている事が公言し難く、鉄道模型製作が趣味だと話すと、友人や同僚から冷たい目で見られる雰囲気がありました。鉄オタは兎に角ディープな世界であり、市民権を得るのが、ゲームや漫画などに比べて遅かったのが実情です。

今現在では老若男女問わず鉄道模型製作を楽しみ、その趣味を堂々と公言できる時代になりました。鉄道模型マニアに張られたレッテルが無くなり、鉄オタイコール根暗で無口で人付き合いが悪いなどの、世間の目の誤解も徐々にではありますが解かれつつあります。

鉄道模型製作の趣味は、そもそも創造的で非常に有意義なものです。それこそ海外では、鉄道模型製作を趣味にする事が、ちょっとしたステータスです。鉄道模型製作のコンテストが定期的に開催され、優勝すれば地位と名声、そして十分な報酬が手に入るのが海外の鉄オタの世界です。

電車

日本国内でもようやくオタク的な生き方や考え方が理解され始め、鉄道模型コンテストなどが公に開催され、そこでの実力や努力が正しく評価される時代になりました。無論鉄オタの間ではひと昔前から腕前を競う大会やマニアの集いなどがありましたが、どこか世間とは隔離した世界だったのも事実です。近年ではカジュアルな形で鉄道模型製作が楽しめる環境が整っており、ライトユーザーでもネット検索を通して一から知識や技術が学べます。いわゆる鉄道模型の競技人口が増えた事も、市民権獲得に好影響を与えました。SNSやネット掲示板など、自作の鉄道模型を個人的に発表する場が増えたのも、世間の理解を得るきっかけになったはずです。鉄オタの方々が精魂込めて自作した作品は、それこそ鉄道模型に全然関心がない人々にも「よくわからないけれど、凄い技術だ」という感動を与えられます。